西川地域の森づくり
飯能地域の気候風土に適った住宅に必要なことは、地元の職人が伝統の技を活かして、地元の西川材を使い、住む人に健康的で長持ちする家をつくることです。これからの住まいづくりに求められる以下5項目を実行することで、「飯能らしさ」が創られていきます。

無垢の木を活用して森林の再生を
戦後の拡大造林と工業化で普及した
新建材の影響で放置された人工林

江戸からの西川林業として手入れのされた
人工林だが、出口が見えない

戦後の木材需要による杉・桧の「拡大造林」でしたが、その後の木材の自由化で安価な輸入材との競合により林業が衰退しました。手入れのされない人工林では、生態系の多様性を失いかねません。左上写真の林では、地面が見え大雨で土砂災害を引き起こします。右上写真の優良材は工業化による今日の省エネ住宅には活かされません。しかし、「和の住まい」への憧れは、DNAを持つ日本人だけでなく、最近のインバウンドの外国人にも見られます。日本の風土に根差した住まいの出口をつくることが、森林の再生の近道であることを、屋根を葺き替えている住み手の意志が伝わる下の写真が教えてくれます。これからの住まいづくりのヒントになります。
暮らしの中にもっと無垢の木を
木は酸素をつくり二酸化炭素を固定し、土に戻る無限の資源です。多種多様な材種は、人間と同様に個性的です。無垢の木は吸湿性・保温性・加工性に富み、多様かつ多段階活用ができます。